老眼の治療
モノビジョン
視力調整の手術としてモノビジョンという治療法があります。これは利き目でない方の眼球に近視の状態を残して、もう一方の利き目の方に遠くが見えるようになる手術を施す方法のことで、視力矯正の手段としてこれまで長い期間、コンタクトレンズを用いて行われてきた方法です。これを応用して、モノビジョンレーシックとよばれる手術が考案されました。この方法は近視や遠視、乱視、老眼などの症状を持つ人に手術で治療することが可能です。この方法によって両目を使うことで近くの見える目と遠くの見える目を使えるようになりますので、老眼鏡などを使わなくても日常生活が送れるようになります。
手術を行うに際して、適応検査と術前最終検査が行われ、この段階でまず一時的にモノビジョンの状態を仮に作り、どの程度の矯正が必要かを見定めます。それから、それぞれの目に調整の手術を施すことになります。
このモノビジョンレーシックでの注意点は、両目に視力の差が出来ますので見え方に慣れるまではしばらく時間が必要であるということです。無理にピントを合わせようとしたりすると目に負担がかかってしまい、眼精疲労を起こしてしまうこともあります。もし手術後半年ほどが経過しても見え方に違和感がある場合は再手術を行い、どちらかの希望する視力の眼球へ両目の視力をそろえてしまうことが必要になります。
またこのモノビジョンレーシックでは両目の視力が違うため立体的な感覚が低下することがありますので、夜間に運転したり細かい作業をされる方にはあまりお勧めできないかもしれません。